Alfiero Boffa Vigna Uniche

アルフィエロ・ボッファ

産地:ピエモンテ アスティ サン・マルツァーノ・オリヴェート|Piemonte Asti San Marzano Oliveto
創業:1930年
畑の面積:25ha
生産量:年産約10万本

2015年にバルベーラ・ダスティより単独のDOCGとして独立した最上の産地Nizza(ニッツア)。そのニッツァにあるわずか50軒あまりの生産者の一人であり、大区画を所有するのがアルフィエロ・ボッファ。

バルベーラ・ダスティは169のコムーネと市、2つの県にまたがっており、トスカーナのChiantiと同等の広さがあるそう。ニッツァはその中でも特に恵まれているといわれる18の町の畑から成っています。そのバルベーラ・ダスティ最上の場所で1930年からワイン造りを行っているのがアルフィエロ・ボッファ。

「25haの畑を持っているから、小さくはないけど、大きくもないね。中くらいのワイナリーかな?」

と満面の笑顔で語る、現当主のアルフィエロ・ボッファ氏。

3代目の彼が現在の「クリュごとに醸造瓶詰」、「樽での熟成」等など、様々な実験的な試みを始めて、現在のワインのスタイルを整えた人物。現在、醸造自体はは息子さんが主に行っているそうですが、セールスやプロモーションなどの仕事はまだまだお父さんの役目だそう。

「ワインを作るより、販売する方が難しいから!難しい仕事は僕が担当してるんだ」

と茶目っ気たっぷり、愛嬌たっぷりで語るアルフィエロ氏。

初対面でも、いきなり相手の懐にぐっと入ってきて心をつかむ。チャーミングな彼のキャラクターは確かに完璧に営業向きです(笑)畑は大きく分けて4か所(More,Muntrive,Cua Lunga,La Riva)、細かい畑も含めると10面25ヘクタールの畑は、ボルドー液以外の薬剤は使用しない有機栽培。

醸造はブドウを破砕後にセメントタンクで行い、ルモンタージュや櫂入れを行いません。果房が上がってこないように木のブロックで沈めてやるのだそうです。そのようにして柔らかいタンニンのみを抽出。ピュアな果実感のバルベーラが生まれます。基本の4つのクリュのワインのほかに、すべての畑の20年以下の若い樹齢のブドウの樹から作られたものが「Storica ストリカ」。このワインはお父さんの時代に造られていたスタイルのワインが原型。

かつてバルベーラは、「早めに瓶詰めされて若いうちに消費される」のが伝統だったそうで、現在でも、現地では熟成させず、フレッシュで若いワインが好まれるのだそうです。そのためこの伝統的なスタイルのワインには『Storica=歴史的』という名前を付けられています。4つのクリュのワインは別々に醸造、瓶詰めされ強い個性を放っています。

  • More:様々な:土壌が混ざる、アルジロカリケールが多い。クリュのワインの中で一番最初に成熟する。
  • Muntrive:丘の頂上にある畑で砂の多い。ミネラル分、タンニン分を非常に強く感じ複雑さを持っている。
  • Cua Lunga:鉄分が多く、赤みを帯びた土壌の畑。もっともフルーティで果実感を強く感じる。
  • La Riva:Boffaの中でも最も重要なワイン。ニッツァの区画から、収穫量を制限し長い熟成の後にリリースされます。土壌の下には石灰質の岩があり、アルフィエロ曰く、そこからこのワインが持つドライフルーツのニュアンスが生まれるのだそうです。