Ottomani

オットマーニ

産地: トスカーナ州フィレンツェ県 インプルネータ

ローマが建設される以前にイタリア中部で繁栄したエトルリアに遡る歴史と文化を持つ町。それを反映する典型とも言える“コット・ディ・インプルネータ(Cotto di Impruneta)”と呼ばれるテラコッタはルネサンス期の建築家、ブルネレスキがフィレンツェのサンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂の円蓋に使用したことでも有名です。

このインプルネータで生まれ育った友人4人で立ち上げられたワイナリーがオットマーニ。

エンリコ・ジョヴァンニーニ、コジモ・ペコリーニ、レオナルド・ボネッリそしてアンドレア・マラボルティの4人は大学で醸造学を学びながら、同時に疑問を感じ始めます。

その疑問とは、ブドウの栽培、ワイン醸造が盛んな地元で代々受け継がれてきた在来品種を横目にインターナショナルな品種が隆盛を極めていた事です。両親は農業から離れた世代ですが、祖父の世代はぶどう栽培に携わっていた経緯を持つ彼らは大学で学んでいる事、祖父の世代から受継いだバックボーン、時代の流れに沿わず在来品種ありきのワイン造りをする事を決意します。とは言っても、経済的に余裕がある訳ではない4人の若者は実践を重視、 大学の在学中、卒業後にも海外を含めいろいろなワイナリーで働き、経験値を高めていきました。

そして2005年に自分達のワインを試験的に造り始めます。
当時の醸造場所はエンリコのガレージ。ガレージワインとしてのスタートだったと言えるでしょう。2007年にはオットマーニとしていよいよ本格的なワイナリーとなります。

オットマーニとはイタリア語で「8本の手」という意味。彼ら4人が力を合わせてワイン造りをしていく、それぞれの2本の手を合わせてこそ「8本の手=オットマーニ」になるという友情がこもった素敵な名前ではないでしょうか。

彼らのぶどう畑は生まれ故郷のインプルネータ及び隣接する町、グレーヴェ・イン・キアンティにあり総面積は15ha。また、オリーブ畑も15haあり、在来品種を合成化学農薬や化学肥料を使用することなく、サステブルに「8本の手」で栽培しています。2014年からは友人であるテラコッタ職人であるマッシモの作ったコット・ディ・インプルネータ製アンフォラでの醸造も開始、2016年にリリースされています。故郷のぶどう、そのぶどうを栽培している同じ大地を焼き上げたアンフォラによって熟成を育んだワイン彼らの故郷、テロワールをかんじさせてくれるのは当然の帰結と言えるでしょう。

4人と8本の手はこれからも新しい挑戦を続けていきます。

○ Toscana Bianco IGT / Ottomani

トスカーナ・ビアンコ オットマーニ
土壌:粘土とガレストロが混ざった石灰岩(ライムストーン)
ブドウ品種::トレッビアーノ60%、マルヴァジア・ビアンカ40% (樹齢40年)
ステンレスタンクにて自然発酵による醸造。
果皮に2~3日漬け込み18~20度で25-30日間醗酵。

◎ Toscana Rosato IGT / Ottomani

トスカーナ・ロザート オットマーニ
一番新しい区画の葡萄から。サンジョヴェーゼ70%、カナイオーロ20%、コロリーノ10%。果皮を短時間浸漬。冬の間はシュールリー。

● Chianti Superiore / Ottomani

キャンティ・スーペリオーレ オットマーニ
地域:グレーヴェ・イン・キャンティ、
2017年ヴィンテージまではChianti Colli Fiorentiniでしたがレギュレーションが変更になり2018年より Chianti Superioreへ。(ワイナリーがFioremtiniのエリアから引っ越したため)
土壌:粘土とガレストロが混ざった石灰岩(ライムストーン)
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ10%
発酵はセメントタンクにて。培養酵母などは使用せず完全に熟した葡萄のみをフェ
ノール類を抽出させるために30日以上かけて行います。
熟成はフレンチオークの樽で14か月以上。ろ過などは行わず瓶詰。

● Chianti Classico / Ottomani

キャンティ・クラシコ オットマーニ
地域:グレーヴェ・イン・キャンティ、
土壌:粘土とガレストロが混ざった石灰岩(ライムストーン)
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ100%。(樹齢30年ほど)
発酵はセメントタンクにて。培養酵母などは使用せず自発的な発酵でで15-25日ほど。
熟成はセメントタンクにて14か月ほどでろ過などは行わず瓶詰めされます。

● Toscana IGT Rosso Sangiovese / Ottomani

トスカーナ・ロッソ・サンジョヴェーゼ オットマーニ
オットマーニの所有する畑の中でも最も樹齢が古い、最高の区画のサンジョヴェーゼで作られるトップキュヴェ。
非常にやせた土壌に植わるサンジョヴェーゼからは1本あたり1キロ以下の収量しかありません。
セメントの発酵槽で40日にわたる発酵。
18か月間、20ヘクトリットルのトスカーナのオーク樽でバトナージュされながら 熟成されます。

● Toscana IGT Rosso Vitigli Antichi anfora / Ottomani

トスカーナ・ロッソ・ヴィティーリ・アンティケ・アンフォラ オットマーニ
フィレンツェの15キロ南。インプルネータとストラーダの間にある歴史あるイタ
リアワインの素晴らしい産地に畑はあります。
ブドウの樹一本あたりの収穫量は2キロ。
ブドウ品種:カナイオーロ40%、コロリーノ30%、チリエジョーロ、マルヴァジアネーラ 各15%。

30日ほど、アンフォラ内で発酵。発酵後4~6か月間アンフォラの中でワインは
じっくりと熟成期間に入ります。